スタッフブログ

2017.03.24
営業日誌

社会保険 未加入問題

こんにちは、引間です。

今年の4月から厳しくなると言われている社会保険の未加入問題についてです。

厳しくなるのは、良いのですが、現実はそんなに急には対応できないと言いたいです。

当社は、最初から社会保険に全員が加入してますので、何ら問題ないのですが、忙しい時に応援を頼める職人がいないのです。
なぜなら、下請けで頼む解体工で社会保険に入ってる方がほとんどいないからです。解体工に限ったことではないのですが、本当に加入率は酷い状況なのです。

公共工事、大手ゼネコンだけ厳しい状況では、加入する業者と未加入のままの業者とに分かれます。当社のように加入業者は引っ張りダコになる可能性が高く、職人の単価が上がれば、良いことなのですが、今のように中途半端な状態だと、沢山仕事が重なった時に応援の手(未加入の職人)を入れることができずに仕事を断るしかない状況になりそうです。

特に夏休み工事など、公共工事が一斉に始まり重なる時は、仕事を請けたくても全てを請けることはできないでしょう。

国が本気で社会保険未加入業者を取り締まるなら、加入率も上がるのかもしれませんが、どうなるでしょう?

今のように加入しなくても仕事ができるから駄目だと私は思います。どんな小さな会社であろうと、アルバイトであろうと法人税や消費税と同じように強制的に社会保険料を取るようにすれば、何の問題もないと思うのです。今のように加入するかしないかと選択の余地があれば、経営が厳しくかつかつでやっている会社が加入する訳ありません。だからと言って、1日の手取りから保険料分下げると言えば職人は辞めて他の業種に行ってします。建築業界だけを厳しくすれば、人手不足が更に加速する。そして職人の単価は上がり、会社は苦しくなるという流れになるのが目に見えてるのは私だけでしょうか?

公共工事と大手ゼネコンの仕事しかしてない会社ならいいかもしれませんが、当社のように小さな大工さんや個人のお客様、小さな工務店さんの仕事もやっているところは、翻弄されます。

国(役人)や政治家の先生には頭のいい人がいっぱいいるのに、解決できないのでしょうか。

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